【保存版】コズミック・オクターブ理論とは何か?

音と宇宙のつながりを解き明かす倍音の魔法

私たちの身体、心、そして宇宙はすべて「振動」によって成り立っています。

この視点から、音と宇宙の周波数を数学的に結びつけたのが「コズミック・オクターブ理論(Cosmic Octave Theory)」です。

この記事では、この理論の成り立ちと意義、そして実践的な使い方をやさしく・深く・美しく解説していきます。

1. コズミック・オクターブ理論とは?

● 提唱者:Hans Cousto(ハンス・クスト)

1978年、スイスの数学者・音楽家ハンス・クストが、惑星の運動(自転・公転)や自然周期を音階として可聴領域に変換する方法を発表。

それが「The Cosmic Octave(宇宙のオクターブ)」です。

2. オクターブ変換のしくみ

オクターブとは「音の高さが2倍・1/2になる関係性」のこと。
人間の耳に聴こえないような低い周期(例えば、地球の公転周期=1年)も、2のn乗倍していくと可聴周波数(20Hz〜20kHz)に変換することができます。

● 基本式(概念):

周波数(Hz)= 1 / 周期(秒) × 2ⁿ(nはオクターブの回数)

代表的なコズミック周波数一覧

周波数(Hz) 名称 由来・意味
136.10 地球年の音(OM音) 地球の公転周期(365.24日)
194.18 地球の自転音 地球の自転周期(24時間)
172.06 月の公転音 月の公転周期(27.32日)
221.23 金星の音 金星の公転周期
141.27 水星の音 水星の公転周期
126.22 太陽の音 太陽の自転周期

🔸 これらはすべて「整数倍の倍音」で上昇させて人間の可聴帯域にしています。

例えば「地球の自転」は約194.18Hz(G♯) に対応しているわけです。

他にもあります。

名称 周波数 (Hz) 周期の由来 対応する天体・現象 象徴的意味
OM音 136.10 地球の公転周期(1年) 地球(年) 瞑想、愛、調和
地球の自転音 194.18 1日(24時間) 地球(自転) 生命リズム、意識
月の公転音 210.42 約27.3日 感情、周期、女性性
金星の公転音 221.23 約224.7日 金星 美、愛、魅力
火星の公転音 144.72 約687日 火星 意志、行動、エネルギー
木星の公転音 183.58 約11.86年 木星 拡大、発展、叡智
土星の公転音 147.85 約29.46年 土星 責任、成熟、構造
天王星の公転音 207.36 約84年 天王星 革命、変革、自由
海王星の公転音 211.44 約165年 海王星 夢、神秘、無意識
冥王星の公転音 140.25 約248年 冥王星 再生、変容、深層意識
太陽の振動音 126.22 約25.8日 太陽 中心性、活力、創造性
地球歳差運動音 172.06 約25,920年 地球の歳差 宇宙意識の進化
シューマン共鳴1 7.83 地球の電磁共鳴 地球 安定、α波、リラックス

この中ではシューマン共振が人間の可聴範囲を超えているため、聞こえません。

基本的には4〜8hzの間にあるのでシータ波の領域になります。

可聴範囲外の音は、当サイトでも何度も解説していますが、肌を通して直接聞く方法、また、バイノーラルビートとして脳に無理やり知覚させる方法などがあります。

ただし、バイノーラルビートはピュアトーンではないため、ピュアトーンを目的とした効果には限定的であると推察しています。

シューマン共振の可聴範囲はどこにあるのか?

倍音でのオクターブアップを表形式にまとめてみました。

オクターブ 周波数(Hz) 可聴性 備考
0 7.83 ❌ 不可聴 シューマン共鳴の基本周波数
1 15.66 ❌ 不可聴 2倍:デルタ波〜シータ波に近い
2 31.32 ✅ 可聴 超低域・バイノーラルやボディ体感に適
3 62.64 ✅ 可聴 重低音域。体感的振動を得やすい
4 125.28 ✅ 可聴 瞑想・ヒーリングに最適な低音域
5 250.56 ✅ 可聴 基音+倍音的構造に使いやすい
6 501.12 ✅ 可聴 中低域・ボイス帯に近づく
7 1002.24 ✅ 可聴 1kHz基準に近い。測定や基準音にも
8 2004.48 ✅ 可聴 高域〜明瞭感ある帯域
9 4008.96 ✅ 可聴 高域倍音。煌びやかな響きに寄与
10 8017.92 ✅ 可聴 高解像度音響機器向き
11 16035.84 ✅ 可聴(若年層) 上限付近。年齢や機器により聞こえにくくなる

4. OM音=136.10Hzの特別な意味

  • ヨガや瞑想で使われる「OM(オーム)」の響きの基音に相当
  • A=432Hz調律でのC#(ド♯)に近い
  • インド古来の哲学では「宇宙の根源的音」とされる

Hans Coustoが地球の公転周期から導出した周波数として、1年 = 約31556925.9747秒 → 1 / 年 = 約3.1687×10⁻⁸Hzこれを32オクターブ上昇させることで136.10Hzとなります。

432hz換算で鍵盤を定義するとすれば平均率での音になります。

440hzの場合は、≈ 138.59Hz
(A3=220Hz → C♯3 = 220 × 2^((4-9)/12) ≈ 138.59Hz)

✅ A=432HzでのC♯3(平均律)

  • 136.10Hz

ただし、ピュアトーンで共鳴することができます。

5. コズミック・オクターブの応用

分野 使用例
ヒーリング音楽 OMチューナー、惑星チューナー、ピッチ調律
チャクラ調整 特定周波数によるチャクラへのアプローチ
瞑想・マントラ 136.1Hzなどに意識を合わせる誘導音源
サウンドバス 水晶ボウル・チューニングフォークなどで使用
建築音響設計 宇宙的比率に基づいた癒し空間の設計

注意点と限界

  • 科学的エビデンスとしては象徴性や信仰性の領域に近い
  • 宇宙周期には微細な誤差があり、固定数値ではない
  • 音楽的な使い方には、周囲の調律や和音との整合性が必要

〜音で宇宙と繋がる〜

「音」は単なる振動ではなく、「情報」「祈り」「波動」として私たちと宇宙をつなぐ橋渡しです。

コズミック・オクターブ理論は、あなた自身の存在と宇宙との響き合いを感じさせてくれる一つの鍵。

Curanz Soundsでは、この宇宙的な音の理念をベースに、ヒーリング音楽やサウンドデザインをお届けしています。

あなたの魂が共鳴する「宇宙の音」を、ぜひ体感してください。

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