【完全版:アトランティスの真実】

Profile

この記事を担当:音楽家 / 朝比奈幸太郎

1986年生まれ
音楽大学で民族音楽を研究。
卒業後ピアニストとして活動。
インプロビゼーション哲学の研究のため北欧スウェーデンへ。
ドイツケルンにて民族音楽研究家のAchim Tangと共同作品を制作しリリース。
ドイツでStephan Desire、日本で金田式DC録音の五島 昭彦氏から音響学を学ぶ。
録音エンジニアとして独立し、芸術工房Pinocoaを結成。
オーストリア、アルゼンチンなど国内外の様々なアーティストをプロデュース。
株式会社ジオセンスの小林一英氏よりC言語、村上アーカイブスの村上浩治氏より、写真と映像を学ぶ。
2023年からヒーリング音響を研究するCuranz Soundsを立ち上げる。
世界中に愛と調和の周波数を届けるため、癒しの音をCuranz Soundsにて発信中。

アトランティスは、古代ギリシャの哲学者プラトンが著作『クリティアス』と『ティマイオス』で言及した伝説の大陸または島です。

プラトンによれば、アトランティスは約9000年前に存在し、先進的な文明と高い文化を持っていました。

しかし、地震や洪水などの大災害によって一夜にして海に沈んだとされています。

アトランティスの特徴

  • 高度な技術、建築、社会制度を持っていた。
  • 強力な軍事力を持ち、他の地域に対しても影響力を及ぼしていた。
  • 霊界との繋がりが深く、身近だった。
  • 道徳的に堕落し、それが滅亡の一因となった。

アトランティスの物語は、歴史的な事実や考古学というよりも、プラトンの哲学的な議論の一部として位置付けられています。

科学的かつ考古学な証拠が存在しないため、アトランティスの実在については多くの議論が続いています。

ただし、シュタイナーをはじめとした多くの神智学者がアトランティスに対しての霊視でその存在と暮らしを明らかにしています。

退行催眠で出会ったスディーがみるアトランティスはまずは覗いてみましょう。

エッセネ派のスディーのアトランティス

退行催眠としては、有名なブライアン・ワイス博士のリーディングでも、アトランティスの転生時代の男性がおり、空中浮遊する乗り物について語られていました。

空中浮遊する乗り物については、紀元前1500年以上前の古代インド哲学にもビマーナという乗り物があり、アトランティスを彷彿とさせています。

ワイス博士とともに退行催眠で有名なドロレス・キャノンさんの催眠でも、スディーというエッセネ派の存在にアプローチすることができたケースがあり、そのスディーがアトランティスについて語っています。

カルー族の存在

スディーの話では、アトランティスというのは、単一の大陸国家ではないといいます。

それぞれの国に政府機関も設けられているということですが、このあたりに関しては、すでに様々な情報が現代では出ていますので、ほとんどの人がアトランティス大陸とはいわずに、アトランティス文明という言い方をしています。

一つの文明が栄えては滅び、栄えては滅びを繰り返していたと考えるのが自然です。

なにぜ、地球は40億年以上前に誕生しているわけです。

アトランティスでさえ、長くて9000年ほどの話。

地球史年表

地球史年表

年代 出来事
約46億年前 太陽系および地球が形成される
約40億年前 地球に最古の海が形成される
約38億年前 最古の微生物の痕跡が見られる
約25億年前 シアノバクテリアによる酸素の生成が始まり、大気中の酸素濃度が上昇(酸素大災害)
約5億4100万年前 カンブリア爆発により、多くの動物門が急激に出現
約4億7000万年前 最初の陸上植物が出現
約3億6000万年前 最初の両生類が出現
約2億5000万年前 三畳紀が始まり、恐竜が支配的な生物群になる
約2億年前 最初の哺乳類が出現
約1億4500万年前 白亜紀が始まり、花植物が出現
約6600万年前 白亜紀末の大量絶滅(恐竜絶滅)
約6000万年前 哺乳類が地球上で支配的な動物群となる
約700万年前 最初のヒト科の祖先がアフリカに現れる
約400万年前 アウストラロピテクス(初期のヒト科)の出現
約200万年前 ホモ・エレクトスが出現し、道具を使い始める
約30万年前 ホモ・サピエンス(現生人類)がアフリカに出現
約1万年前 農耕が始まり、定住生活が一般化する(新石器時代の始まり)
紀元前3000年頃 メソポタミア文明、エジプト文明が興隆
紀元前1800年頃 旧約聖書のアブラハムの時代
紀元前1300年頃 モーセが出エジプト記を指導
紀元前1000年頃 ダビデ王とソロモン王の時代
紀元前600年頃 バビロン捕囚
紀元前500年頃 釈迦(ゴータマ・シッダールタ)がインドで仏教を創始
旧約聖書でアダムとイブが誕生したころ 紀元前4000年頃とされることが多い
紀元前4年頃 イエス・キリストが誕生
紀元325年 ニケア公会議が開かれ、キリスト教の教義が確立される
紀元476年 西ローマ帝国が滅亡
紀元622年 イスラム教の創始者ムハンマドがメッカからメディナに移住(ヒジュラ)
紀元1492年 クリストファー・コロンブスがアメリカ大陸に到達
紀元1776年 アメリカ独立宣言
紀元1914年 第一次世界大戦が勃発
紀元1939年 第二次世界大戦が勃発
紀元1969年 アポロ11号が月面着陸
紀元1991年 ソビエト連邦が崩壊
紀元2024年 今・・・

アトランティス文明としてはカルー族がカギを握っているらしく、彼らは今でも(スディーの時代2000年ほど前)地球に存在しており、この世における秘儀を守護しているとされています。

アトランティス自体はいくどか崩壊しているといわれており、そのうちの一つが水晶とのかかわりがあるとされています。

人々がエネルギーを悪用したり、乱用したりした結果大爆発が起こったわけです。

アトランティスの場所

入り組んだ宇宙 ー第一巻・地球のミステリーと多次元世界の探究では、同じくドロレス・キャノン氏が退行催眠によって、アトランティス時代の人生にアクセスしています。

アトランティスでは水晶の力を動力として使うことが多かったようです。

このセッションによると、アトランティス大陸はほとんどすべて海中に沈んでいるということです。

それがどこか?それは大西洋でした。

当時は陸地だったものが海に沈んでいたり、海の下だったものが陸地になったりしているわけです。

当時人が住んでいた主要な場所をアトランティスと呼んでいたそうです。

これもいろいろなセッション、リーディングと共通するところでしょう。

アトランティスというのは、都市とか、中心地とかいうニュアンスの単語であったりするわけです。

また、アトランティス以外の土地には特に名前があったわけではなく、地域によってはアトランティスよりも優れた技術を持っていた場所もあったようです。

水晶の重要性

水晶というのは古代の叡智としては非常に重要なものであったといえます。

エッセネ派は古代の叡智を独自に受け継いでいたといわれていますが、2000年ほどまえのクムラン洞窟時代も電球として水晶が使われていたそうです。

これは、当時のスディーというクムラン洞窟の人物が、『古代から受け継いだもので仕組みなどはわからない』という状態で使用していたものでした。

入り組んだ宇宙 ー第一巻・地球のミステリーと多次元世界の探究でもこの水晶の力に言及されています。

灯りはすべて水晶のエネルギーでした。
水晶が光を発したのですが、それは明るい、少し青みがかった光でした。
当時存在した水晶のあるものは宇宙エネルギーによって励起し、そのエネルギーを物理的な光に変換しました。
それはエネルギーの変換器だったのです。

入り組んだ宇宙 ー第一巻・地球のミステリーと多次元世界の探究
励起(れいき)

外部からエネルギーを与えることによって、原子、分子などをより高いエネルギー状態に移すこと。

交通

現代の飛行機と同じように、空中を移動していたといわれています。

動力自体は現代のようなものではなく、これもまた水晶が使われていたというわけです。

また、アトランティスの都市自体は人の移動用に定期往復便のシャトルのようなものがあり、水晶の組み合わせで浮遊して移動する、つまり摩擦は一切なかったということです。

長距離運搬用に水晶エネルギー放射機が点在していたのも特徴的です。

この水晶の放射機を経由して移動することができました。

逆方向へも簡単に移動できます。

アトランティスの自動車は車輪などはなく、基本的にホバーしているようです。

アトランティスの娯楽

アトランティスには通信機器はありませんでした。

すべての人がテレパシーでコミュニケーションを取るのが常識ですし、この名残としては、日本の縄文時代、縄文人はテレパシーを使って通信をしていたことは有名です。

また、音楽も盛んでした。

音に関しては、筆者の専門分野ですので、じっくり語りたいと思うのですが、詳しくはポッドキャストにて紹介していますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。

少し音楽理論が分かればより面白いかと思います。

アトランティス時代の音楽は主に霊的な存在や次元の出入り口となっていたわけです。

主に7度の音程で、神の世界との繋がりを感じていました。

アトランティス末期になってくると、4度の音程が非常に重要になってくるわけですが、この4度の感覚、SFのような浮遊感があるかと思います。

20世紀のジャズの世界では4度の概念は非常に重要な音楽理論の一つであったわけですが、やはり5度を大切にするミュージシャンもいたわけです。

例えばジャズピアニストとして有名なキースジャレットなどは、4度の浮遊感に逃げないようにと言及していました。

筆者も一人の音楽家としてジャズを演奏する際に4度の構成で輪郭を出すのはあまり好きではありません。

5度をいかに上手に使うか?がセンスの分かれ目であると考えていますし、なるべく3度の音を定義せずに、5度の枠組みの中で、そして7度はさらに5度の枠組みで展開していった中に特に意図がある場合に定義するといった使い方が理想であると考えています。

闘技場の不思議

半人半馬のケンタウロスが実在していたようです。

ドロレス・キャノンさんの退行催眠セッションの中でも、強制的に戦わされていたと見えている方がいらっしゃいます。

実際にたくさんの動物と人が融合したような人がいたようで、この強制戦闘がアトランティスの末期には主な娯楽だったようです。

ケンタウロスはギリシャ神話に登場します。

中でも特に有名なキャラクターです。

アポロとアルテミスから教育を受け、医術や予言、音楽に優れた賢者として描かれていました。

プラトンがアトランティスの資料を持っていたといわれるように、ギリシャ神話がまったくの想像上のお話というわけでもなかったわけですね。

人魚も然りです。

ただ、こういった半獣の生き物は人為的に作られたものだそうで、意識とイメージだけで創造されたものなのです。

ただし、あくまでも動物であるということですので、人間と動物を物理的にくっつけて作り上げたサイコパスなものではありません。

動物をベースに半分を人間の姿に変えるというわけです。

倫理的には良いのか悪いのか想像もできないような倫理観であると思うわけですが、こういった倫理観の暴走なども含めてアトランティスは滅んでいったとも言われています。

生命のいたずら

アトランティスはこの世のユートピアだったのか?

ドロレス・キャノンの退行催眠で様々な生命のいたずらが紹介されていました。

半人半獣の生命も然り、毒虫を作ったり。

意識だけでどんなことも可能になっていたそうで、例えば心で愛を送り、性的なエネルギーを送ることで相手にエクスタシーを感じさせていたということもあったようです。

ここでアトランティスを実際に見てきた人の言葉を借りましょう。

わたしはこれまで、アトランティス人とは高いレベルのエネルギーを持った好ましい人たちだと思っていました。
でも、そうではありませんでした。
彼らは確かに高度に進化した人々でした。
でも、極度に傲慢で、自分たちより下等な動物に対する彼らの態度は、軽蔑的で不遜(思いあがった態度)なものでした。
それは私たちの理解を超えています。
愚かなことです。
彼らは自分たちの欲望に押し流されて動物に遺伝子操作を施し、哀れな彼らに苦痛を与えました。
ただ、そうした動物を作ってみたいという理由のみで、そういうことをするのです。
あの男を捕まえた時もそんな様子でした。
飛行機で出かけたあの集団のひとたちは、アボリジニらしき人を捕まえました。
今でいうとニューギニアあたりに出掛け、そこの住民を捕まえるようなものです。

入り組んだ宇宙 ー第一巻・地球のミステリーと多次元世界の探究

このころにも先住民がいたということでした。

現代ではグローバル化が進み、世界政府なんて言葉があるほど、どこの国に行っても旅行という異国情緒を感じることができなくなりましたよね。

どこの国に行ってもまずはwifiを探す、5G回線を契約する。

食べ物もだいたいどこにいっても同じ。

そのため、文明自体の境目はないものと認識しがちですが、実際に北センチネル島などを考えると、現代文明の叡智が世界中に広がっていると考えるのは自然ではありません。

北センチネル島

推定300人ほどの先住民センティネーゼ族が住んでおり、6万年前からこの島に住んでいるとされています。
「地球上で最も暴力的な部族」と考えられており、 非常に原始的な暮らしをしています。
まだ火を発見していないともされており、地球上で最後の石器時代の種族の1つとされています。

著者

Curanz Soundsのアバター