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イギリスの大学にて非常に興味深い研究が行われましたのでご紹介します。

研究論文出典:Investigating the association between the Autonomous Sensory Meridian Response (ASMR), neuroticism, and trait & state anxiety

ASMRとは

Autonomous Sensory Meridian Responseの略。

直訳すると「自律感覚子午線応答」となります。

現段階でもASMRコンテンツはかなり成熟してきており、Youtubeをはじめネット上では「ささやき」「作業音」「自然音」「ポルノ系」などの多様なジャンルのASMR作品が制作されています。

収録環境の簡易化や、ヘッドホン、イヤホンの遮音性能なども合わさり、オーディオ系人気コンテンツとして確固たる地位を築いています。

癒し効果は?

人気の根底には聴覚による癒し効果があります。

過去の研究等でも、ASMRは痛みを和らげたり、不安を取り除く効果があるというアンケートデータも出ています。

現段階ではアンケートレベルのデータです。

今後も研究価値がありそうと思える一方で、人によってはASMRは全くなにも感じない、ただの雑音にしか聞こえないという人も存在しています。

今回の研究内容

ノーサンブリア大学の研究者はASMRに癒し効果があるかどうかを確かめるため、36人のASMR愛好者と28人のASMR未体験者にて不安解消効果があるかを実験しました。

18歳から58歳までの64人の参加者で構成されており、71.88%が女性、26.56%が男性、1.56%がその他となっています。

      
  1. パーソナリティー特性や簡単な心理テスト
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  3. 不安に関する心理テスト
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  5. ASMR視聴
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  7. もう一度不安に関する心理テスト

このテストを行ったところ、ASMRの試聴は愛好者に対しては、不安を減らす効果があるとされた一方、ASMR未体験者では効果がないという結果になりました。

不安測定テストはこちらの心理モデルに則って計測されています。

The SAGE Handbook of Personality Theory and Assessment: Volume 2

ASMRの感度は人によって違う?

過去になんらかの精神作用や癒し効果を実感したことがある人にとっては不安を解消するのに有効であることから、感じる人、感じない人、それぞれ特性があるのかもしれません。

研究者は参加者たちのパーソナリティー特性を分析。

すると、効果があると感じたASMRの愛好者たちはASMRを視聴していない状態での不安レベルが高い傾向にあることが判明しました。

さらにASMRの愛好者たちは未体験者と比べると、神経症的傾向が強いことも判明しています。

研究からわかること

現段階での研究からわかることはASMRコンテンツの癒し効果は日常での神経症傾向、つまり不安スコアが高い傾向にある場合に不安スコアを一定数下げる効果が期待できるという仮説をより強いものにしました。

ASMRの愛好者は、平均よりも不安状態のベースラインレベルが高く、ASMRを視聴しスコアが通常のレベルに低下することが明らかになりました。

研究者たちはASMRコンテンツが臨床的に関連する不安治療として効果的かつ適切である可能性があるという見通しを強力に裏付けたとみています。

考察

非常に未来の音響にもつながる有意義な研究であったと言えると思います。

まだ不安レベルを通常のレベルまで低下させるメカニズムは解明されておらず、医学的根拠は不明ですが、不安レベルを下げることができるというのはとても嬉しい結果です。

サイマティックレゾナンスなどの研究もドイツでは盛んに行われており、実用段階に入っている組織や団体等もあるほどです。

癒しサウンドの医学的根拠の解明やメカニズムが論理的にすべて解明されるのはまだまだ時間がかかると思いますが、やはり現実に私たち、そしてみなさんがどう感じるかがすべてです。

振動は確かに物体と関連していることは量子物理学でも証明されているわけですから関連性がないはずはありません。

ASMRコンテンツは現状だとノイマンのバイノーラルマイクセットが有名です。

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