私たちは今3次元の世界に生きており、この物理次元という制約のある次元、空間で何かを学ぶためにここにいます。
この世界は神が?私たちが?ワンネス?がなんのために作ったのかというと、「暇つぶしだ」というスピリチュアルリーダーもいれば、「修行の場だ」という人もいる。
筆者は両方バランスよく概念として存在しているのだと感じます。
次元の移動はシームレス
実は次元の移動は私たちが今持っている概念ほど複雑ではないのかもしれない。
もっともっとシームレスに4次元や5次元、6次元以上を感じることができるはず。
だって、今私たちがここにいるということは、3次元以外の次元を魂は知っているからです。
ではなぜ、プラトンやイエスが天国、天界と定義する幸せな次元からわざわざ四苦八苦のある物理次元に私たちは転生してくるのか?
こちらの記事でも紹介していますが、詰まるところ暇だからです。
犯罪者もいない絶対的な治安と馬が合う魂の友達たち、幸せな空間が無限に広がる天国は四苦八苦の世界である私たちから見たら憧れの存在でしょうが、逆であれば四苦八苦にも憧れるのでしょう。
AIが創る天国
将来AIが仕事を奪う・・・と2000年代頃からちらほら言われてきましたが、2022年11月、遂にチャットGPTがリリースされ、世界は震撼しました。
2022年11月から人類にAI革命が起こった。
と定義して異議はないでしょう。
ここからチャットGPTを使ったAI系プラットフォームや、それに追随する形でたくさんのプラットフォームが誕生しています。
筆者はそういった最先端技術に対して興味津々なので、しっかりチェックしていると思いきや、チャットGPTはリリースした頃に少し触って感動したくらいで、あまり日常生活や仕事に活用はしていませんでした。
抽象概念が変化し続けてきたお金
さて、ここで少し次元の上昇をイメージするためにお金という存在について考えてみましょう。
お金とは何か?
信用であり、価値保存であるわけですが、この歴史は奥深いわけです。
本来人々は価値の交換を物々交換していましたよね。
漁師の魚と猟師の肉を交換したり、畑の作物を交換したり。
江戸時代はえてしてこういった物々交換が一般的に浸透しており、江戸の人々はほとんどお金を使わなかったとも言われています。
肉や魚の価値保存の手段として燻製にしたり、干物にしたり、熟成させたりと様々ですし、例えば米や大麦ならアルコールに変えたりと保存期間を延ばしながら価値保存的物々交換が行われていたわけですが、いよいよそれも限界になり、数十年、数世代まで価値保存ができるお金という仕組みを人類は生み出すわけです。
主にゴールドが価値保存として使われていましたが、これはスピリチュアル的にみると宇宙人であるレプテリアンが人類に金を採掘させていた名残から人類は金が大好きになったといわれています。
いろんな鉱物がある中でなぜか人間って金が魅力的に感じますよね。
お金が情報空間に移動
元々は金の貯蔵量によって貨幣価値は決まっていました。
金という裏付けが必要だったので、そこにはかろうじで実体があったわけです。
ところが金本位制の崩壊というロックを外した人類は、お金という概念を完全に情報空間に次元上昇させてしまいました。
つまり信用創造がいくらでもできる世界になったわけです。
2020年もトランプ大統領が2兆ドルぼーーーんっとできたのも、これ金本位制時代ではできません。
銀行の住宅ローンだって毎月せっせとお金を納めていても住宅を購入するお金を見た人は誰もいないでしょう。
存在しないからです。
銀行にいってあなたの持っている1000万を引き出そうとしても、準備金が足りなければ引き出せませんよね。
だって、そこにないんだから。
ないのにあなたは1000万円確かにデジタル印字されているわけです。
これがブロックチェーンという概念に移行し、もはや魚と肉という物理的な価値のものから別の次元のものに変わってしまったのがお金です。
まだ現物で貨幣が存在しているので、使おうと思えば使えます。
近い将来、「愛」と同じように「お金」も実体のない概念のような存在になっていくことでしょう。
愛も低い次元に落としてみたときにはもしかすると実体があったのかもしれませんね。
人間の三大欲求
このようにお金を例でみると、次元の上昇というのは私たちが三次元で体験しているよりももっとシームレスなものであると考えることができます。
話を人工知能に戻しましょう。
人類の進歩というのは人間の三大欲求を満たすために行われてきたと言っても過言ではありません。
古代ギリシャの有名な哲学者ディオゲネスは食欲に関して様々な名言を残しています。
例えば「食べるということが、おかしなことでないのなら、いつどこで食べてもおかしなことではない。」こんな言葉や、こんなことも。
道ばたで公然と自慰行為に及び、「擦るだけで満足できて、しかも金もかからない。こんなによいことは他にない。食欲もこんなふうに簡単に満たされたらよいのに」と言った。
ディオゲネスは哲学者なので当たり前?かもしれませんが、ちょっと変わり者でした。
しかし欲についての考察は素晴らしいものがあり、欲について考える時に非常に参考になる哲学者でもあります。
これらの三大欲求のうち、睡眠と性欲に関しては脳の操作によって満たされることは医学的に証明されつつあるわけです。
まさに、トータルリコールとかマトリックスの世界観ですね。
旧トータルリコールではシュワちゃんがトータルリコール社から「セックスの対象は?」と質問を受けています。
理想とする性欲をすでに満たしているわけですね。
昨今の人工知能でも、「アジア、黒髪、女」というプロンプトで女性を生成するとこんな人物が現れます。


おそらく世の中のほとんどのアジア人男性は彼女に魅力を感じるのではないでしょうか?
それはある程度異性の何に魅力を感じるのか?という方程式が存在しているためでしょう。
だからこそ化粧品業界はそれらを定義して商品を開発することができます。
この子はもちろん実在しません。
しかしバーチャル空間の中には実体として(脳が認識すれば)存在することになるわけです。
2050年頃には脳に埋め込まれたチップが仮想現実を生成し、理想のパートナーと幸せな日常を過ごすことができるかもしれません。
現在サプリメントから様々な栄養素を摂取できますが、身体はサプリか化学が管理し、脳は仮想空間で幸せだけを感じ続けるなんてディストピアがもうすぐそこまできているのかもしれませんね。
だとすれば、この物理次元は四苦八苦の世界ではなくなります。
それでは四苦八苦のないこの世になんのために転生してくるのか?
転生してくる必要のない場所になるということは、私たちは再び高次の世界に漂うことになります。
それを一種の魂の次元上昇だとすれば、間接的且つ科学的にアセンションしたことになるのではないでしょうか。
ここに気づくこと、現段階での人類に未来に一種の悟りを感じることが、私たち一人ひとりが豊かさを手にいれる秘訣なのかもしれません。

- こうたろう
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音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。