姓名判断の五格とは、どこから来た考え方ですか
五格の考え方は、易経の「象」と「数」の理論や、陰陽五行説を背景に持っています。
漢字の一文字一文字に宿る画数のエネルギーを、一定の規則で五つの数値にまとめ、性格や運勢を読み解こうとするものです。
現在広く知られる五格の体系は、大正から昭和初期にかけて熊崎健翁が整理・確立したものと伝えられます。
その後も多くの研究者によって発展し、康熙字典に基づく旧字体の画数を基準とするのが一般的です。
流派によって細かな計算方法に違いはありますが、五つの枠組みはほぼ共通して使われています。
天格は何をあらわしますか
天格は、名字の全文字の画数を合計した数です。
たとえば「山田」であれば、山(3画)と田(5画)を足して8画が天格となります。
名字が一文字の場合は、仮数と呼ばれる1画を加えて計算します。
天格が示すのは、祖先から受け継いだ性質や家庭環境、幼少期から青年期にかけての土台です。
自分では変えにくい領域を映すため、ほかの格との関係性のなかで読み解くことが大切です。
人格はなぜ一番大切と言われるのですか
人格は、名字の最後の一字と名前の最初の一字の画数を足した数です。
「山田太郎」を例にとれば、田(5画)と太(4画)を足して9画が人格にあたります。
五格のなかでもっとも重視されるのが人格です。
中心的な性格や仕事運、結婚運といった人生の中核に関わるためです。
対人関係の質や周囲からの見られ方にも深く関わり、姓名判断ではまず人格に注目します。
地格は何をあらわしますか
地格は、名前(下の名前)の全文字の画数を合計した数です。
「太郎」であれば、太(4画)と郎(9画)を足して13画が地格です。
名前が一文字のときは、天格と同じく仮数の1画を加えます。
地格が示すのは、幼少期から青年期にかけての性格形成や家族との関係、その人の基本的な性質です。
恋愛や結婚の初期段階における関係性に影響を与えるとも言われ、人格とあわせて見るとより深い人となりが浮かび上がります。
外格は何をあらわしますか
外格は、名字の最初の一字と名前の最後の一字の画数を足して求めます(二字姓・二字名の場合)。
「山田太郎」であれば、山(3画)と郎(9画)を足して12画です。
外格が示すのは、社会的な顔や初対面の相手に与える印象、環境への適応力です。
いわば外の世界に向けてあなたが自然とまとう雰囲気のようなもので、人格とのバランスを見れば内面と外面の調和を読み取ることができます。
総格は何をあらわしますか
総格は、名字と名前の全文字の画数をすべて合計した数です。
「山田太郎」であれば、山(3画)と田(5画)と太(4画)と郎(9画)のすべてを足して21画が総格です。
総格が示すのは、人生全体の流れや中年期以降の運勢、その人がたどる大きな道筋です。
天格から外格までの四つの格を包み込む、人生の総決算のような位置づけで、長期的な視点で自分を見つめたいときの手がかりとなります。
五格をどう読み解けばいいですか
五格を読むうえでいちばん大切なのは、一つの数字の吉凶だけで一喜一憂しないことです。
人格が良い画数でも、他の格とのバランスが整っていなければ、その良さが十分に発揮されにくいこともあります。
五行(木・火・土・金・水)の相性を画数にあてはめます。
どの格とどの格が助け合い、どこにぶつかりやすい傾向があるかを見ていくと、より立体的な読み解きができます。
名前の響きや漢字の意味も含めて総合的にとらえるのが、姓名判断の本来の姿です。
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よくある質問
Q. 五格のなかでいちばん大切なのはどれですか
A. 一般的には人格がもっとも重視されます。
性格や対人関係、仕事運など人生の中核に関わるためです。
ただし人格だけで判断するのではなく、五つの格のバランスを見ることが姓名判断の基本とされています。
Q. 姓名判断の画数はどうやって数えるのですか
A. 原則として、康熙字典に基づく旧字体の画数を用います。
たとえば「海」は新字体で9画ですが、さんずいを「水」として4画と数えるため旧字体では10画です。
名字や名前が一文字のときは仮数として1画を加えるルールもあります。
Q. 結婚して名字が変わった場合、五格はどう変わりますか
A. 名字が変わることで天格と外格が変わり、総格も新しい数字になります。
人格は変わらないため、中心的な性質は引き継がれます。
旧姓での傾向と新しい名字での傾向の両方を知ることで、変化の受け止め方の参考になるでしょう。