西洋占星術 ネイタルチャート とは、あなたが生まれた瞬間と場所の空に、太陽や月、惑星がどの位置にあったかを一枚の円盤に書き表した出生図のことです。
生年月日と生まれた時刻、生まれた場所の三つの情報から作り、その人の性格や才能、人生のテーマを読み解く手がかりになります。
西洋占星術のネイタルチャートとは
ネイタルチャートとは、あなたがこの世に生まれたその瞬間、生まれた場所の空を記録した図です。
太陽や月、水星、金星、火星、木星、土星といった天体が、どの位置にあったのかが書き表されています。
ホロスコープや出生図とも呼ばれ、占星術のなかでももっとも基本的な一枚とされています。
その歴史は古く、紀元前から続く占星術の知恵が、2世紀の天文学者プトレマイオスがまとめた『テトラビブロス』という書物によって、ひとつの体系として整えられました。
以降、この出生図は生まれた瞬間の空の記録として、性格や運勢を読み解く土台になってきたのです。
作るのに必要なのは、生年月日、生まれた時刻、生まれた場所の三つだけです。
この三つが揃うと、あなただけのチャートが一枚の円として描かれます。
ネイタルチャートで何がわかるのか
チャートには、大きく分けて三つの要素が並びます。
天体の位置、星座、そしてハウスと呼ばれる十二の区画です。
これらを組み合わせて、一人の人間の傾向を立体的に読み取っていきます。
まず太陽の位置は、その人の意志や表に出す自分をあらわします。いわゆる太陽星座です。一方、月の位置は感情や無意識の反応、心の奥の素の自分を映します。月星座は生まれた時刻によって変わるため、同じ日に生まれても人によって異なります。詳しくは月星座の調べ方と太陽星座との違い、生まれた時刻が決め手でご紹介しています。
さらに、生まれた瞬間に東の地平線から上っていた星座であるアセンダントは、第一印象や人から見える顔をあらわします。
水星は考え方、金星は恋愛や好み、火星は行動のしかた、というように、それぞれの天体が人生の異なる側面を担当します。
これらに加えて、天体どうしがつくる角度をアスペクトと呼び、相性のよい角度か、緊張をはらむ角度かによって、才能の出方や課題のあらわれ方が読み取れます。
十二のハウスは、仕事や恋愛、家庭、友人といった人生の領域を示し、どの天体がどの領域にあるかで、その人がどこにエネルギーを注ぎやすいのかが見えてくるのです。
生まれた時刻と場所がなぜ大切なのか
ネイタルチャートが太陽星座占いと決定的に違うのは、生まれた時刻と場所まで使う点です。
アセンダントはおよそ二時間ごとに次の星座へ移るため、生まれた時刻が数分違うだけで、チャートの見え方は大きく変わります。
生まれた場所も、東経や緯度が違えば空の見え方が変わるため、正確な計算には欠かせません。
だからこそ、自分のチャートを出すときは、母子手帳や出生届などで生まれた時刻を確かめておくと、より正確な読みにつながります。
ネイタルチャートにありがちな誤解とは
一つ誤解されやすいのは、チャートが決められた運命をあらわしていると思われがちな点です。
ネイタルチャートは、あくまでその人が生まれ持った傾向や持ち味を映す設計図のようなものです。
同じ配置でも、活かし方や向き合い方によって現れ方は変わります。
また、新聞や雑誌の星座占いで見る太陽星座だけでは、チャートのごく一部しかわからない、という点も知っておくとよいでしょう。
太陽星座は表の自分の一側面であって、月星座やアセンダント、惑星の配置まで合わせてはじめて、その人の全体像が浮かび上がります。
よくある質問
Q. ネイタルチャートを作るには何が必要ですか
A. 生年月日と、できるだけ正確な生まれた時刻、生まれた場所の三つです。
時刻が不明な場合は正午で代用する方法もありますが、アセンダントやハウスは変わってしまうため、できるだけ確認するのがおすすめです。
Q. ネイタルチャートと太陽星座占いはどう違いますか
A. 太陽星座占いは、生まれた日に太陽があった星座だけを見ます。
一方ネイタルチャートは、月や惑星の位置、アセンダント、十二のハウスまで合わせて読みます。
だからこそ、より一人ひとりに寄り添った解釈になります。
Q. 生まれた時刻がわからないと作れませんか
A. 作ることはできます。
時刻不明の場合、正午として仮のチャートを出すのが一般的です。
ただし月星座やアセンダントは時刻に左右されるため、本当の姿とは異なる可能性があります。
あなたのネイタルチャートは、生まれた日時を入れるだけで無料で何度でも計算できます。
まずは自分の出生図がどんな一枚なのか、実際に確かめるところから始めてみてください。