寅の日とは
寅の日は、古代中国に由来する十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)をもとに決まる日の数え方です。
十二支はもともと年や月、日、時刻をあらわす体系で、日本には暦とともに伝わり、生活文化のなかに深く根づいてきました。
寅の日は、日の十二支が「寅」にあたる日。
十二支は12日周期で一巡するため、寅の日は12日に一度、必ず訪れます。
ひと月に2〜3回ほどあり、一年を通して約30回。
他の吉日(天赦日や一粒万倍日など)に比べると頻度が高く、暮らしのなかで気軽に取り入れやすい吉日といえるでしょう。
十二支の「寅」は虎をあらわします。
虎は古来、百獣の王として力強さと迅速さを象徴する動物でした。
その金色の毛並みは金運の象徴とされ、「虎は千里を行って千里を帰る」という故事成語からは、出ていったものが必ず戻ってくる、旅先から無事に帰還するという意味が生まれました。
この二つのイメージが結びつき、寅の日は「金運上昇」と「旅立ち」の双方に縁がある吉日として、今も多くの人に親しまれています。
なぜ寅の日は金運に良いといわれるのですか
寅の日がとりわけ金運に良いといわれる背景には、虎の黄金色の毛並みがあります。
金色は昔から富と繁栄の象徴であり、虎はその色をまとう動物として、お金にまつわる縁起を担ぐ日に選ばれてきました。
また、「千里を行って千里を帰る」という虎の故事には、出費があっても戻ってくる、投資が実って返ってくるという願いが込められています。
とくに財布の新調は寅の日を選ぶ代表的な行動です。
新しい財布を寅の日に使い始めると、その財布が金運を呼び込み、使ったお金も巡って戻ってくるとされています。
宝くじの購入や、大きな買い物、銀行口座の開設などにも良い日とされています。
実際に、長年暦と共に暮らしてきた日本では、商家を中心に「寅の日に新しい帳面をおろす」「寅の日に初売りをする」といった習慣が各地に残っています。
寅の日には何をするのが良く、何を避けるべきですか
寅の日に適しているとされることを整理してみましょう。
まず、金運に関することです。新しい財布の購入と使い始め、宝くじの購入、投資の開始、銀行口座の開設などは、寅の日の縁起にかなう行動とされています。とくに一粒万倍日や天赦日と重なる寅の日であれば、さらに運気が高まると伝えられます。一粒万倍日の詳しい意味については「一粒万倍日とは?意味と、してはいけないことをやさしく解説」もあわせてご覧ください。
次に、旅立ちや移動に関する縁起です。
旅行の出発日や引っ越しの日に寅の日を選ぶ方も多くいらっしゃいます。
「行って帰ってくる」虎の性質にあやかり、旅の安全と無事の帰還を願うのです。
新しい土地での生活のスタートを寅の日に合わせるのも良いとされています。
一方で、避けたほうがよいとされることもあります。
寅の日は「戻ってくる」という意味合いが強いため、結婚や入籍には向かないとされています。
嫁いだ娘が実家に戻ってくることを連想させるとして、婚礼の日取りには避けられる傾向があります。
葬儀や法事についても、亡くなった方が「戻ってくる」ことを想起させるとして、縁起を気にする方は避けることがあります。
ただし、これらはあくまで暦の上の考え方であり、ご本人やご家族の気持ちがもっとも大切です。
どうしても気になる場合は日取りを変える、逆に「よい日」と前向きに捉えられるのであればそのまま進める、という柔軟な姿勢で構いません。
寅の日が他の吉日と重なるとどうなりますか
寅の日は12日に一度と頻度が高いぶん、他の吉日と重なることも少なくありません。
とくに一粒万倍日と重なる寅の日は、金運においてもっとも力強い日とされています。
「一粒の籾が万倍に実る」という一粒万倍日の意味と、虎の金運が重なることで、財布の新調や新しい事業のスタートに絶好の日とされます。
また、天赦日と重なる寅の日は、年に1〜2回あるかないかの希少な吉日です。天赦日は「天が万物の罪を赦す」という最上の大吉日で、一粒万倍日と天赦日が重なる日については「一粒万倍日と天赦日が重なる日の意味と過ごし方」でもくわしく取り上げています。これに寅の日も加わると、金運・開運の両面でとりわけ縁起の良い一日になります。
なお、不成就日と重なる寅の日は、願いが叶いにくいとされる日です。
吉日の力が弱まると伝えられますので、とくに「この日に新しいことを始めたい」と明確な目的がある場合は、不成就日との重なりを避ける方も多くいらっしゃいます。
十二支は四柱推命の基礎となる暦の体系でもあります。
Curanz Soundsでは、こうした干支を古典『子平真詮』『滴天髓』に準拠し、立春の節入り時刻まで厳密に計算しています。
そのため、寅の日をはじめとする暦注を正確にお伝えできるのが特長です。
よくある質問
Q. 寅の日はいつですか。次の寅の日を知る方法はありますか
A. 寅の日は12日に一度、必ず巡ってきます。
ひと月に2〜3回ほどです。
次の寅の日を手軽に知るには、開運カレンダーを活用するのが便利です。
カレンダーには寅の日だけでなく、一粒万倍日や天赦日など他の吉日との重なりもひと目で確認できます。
Q. 寅の日にお財布を新調するなら、どんな点に気をつければいいですか
A. 寅の日に新しい財布を迎えるときは、できれば午前中に使い始めるとさらに縁起が良いとされています。
一粒万倍日や天赦日と重なる寅の日であれば、金運の面でより力強い日取りとなります。
反対に、不成就日と重なる寅の日は避けたほうが無難とされています。
Q. 寅の日と一粒万倍日、天赦日ではどれがいちばん縁起が良いのですか
A. 吉日のあいだに優劣はなく、それぞれに異なる意味と縁起があります。
天赦日は「すべてに良い」最上の大吉日、一粒万倍日は「物事が大きく育つ」日、寅の日は「金運と旅立ち」の日です。
これらが重なる日は、それぞれの良さが合わさったとりわけ良い日とされています。
ご自身の目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
開運カレンダーでは、あなたの生年月日にもとづいて、一粒万倍日や天赦日、寅の日といった吉日をまとめて確認できます。次の寅の日がいつか、他の吉日と重なるかどうかを知りたい方は、開運カレンダーをのぞいてみてください。