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例えば古代ギリシャ、アリストテレス派のグループはリュケイオンの周りを歩きながら哲学的問答を行っていたと言われて…


創造性と運動の関係については様々な学術的研究が行われています。

参考URL:The effects of acute exercise on cognitive performance

1日30分の散歩が心と創造性を変える

昨今の学術研究よりも随分前から先人たちはこの散歩と運動が創造性と心の安定につながることをしっていました。

例えば古代ギリシャ、アリストテレス派のグループはリュケイオンの周りを歩きながら哲学的問答を行っていたと言われています。

チャーチル・ディケンズは『クリスマス・キャロル(1843)』の構想を練っていた頃は毎日20キロ以上散歩をしていました。

マイクロソフトの創業者:ビルゲイツは『歩くと考えを整理するのに役立って、他の人に見えないものが見えてくるんです』と語っています。

ウォールデンの森で生活していた作家のヘンリー・デイヴィッド・ソローも『私の脚が動き出すと、思考が流れ始めるんだ』と残しています。

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思考の縛りを緩める

歩いても走ってもいいとされています。

神経伝達物質が活発に活動をはじめ、思考の縛りを緩め、記憶を呼び出す力が高まるとされています。

しかし、ゆっくり歩くよりもなるべく早く歩くように心がけた方がより高い健康効果が見込めるというデータもあります。

イギリスでの研究で5万人以上の成人を対象としてものがありますが、速いペースで定期的に歩く人は、ゆっくり歩く人と比べると、死亡する可能性が約20%低く、心臓病で死亡する可能性が24%低いことも明らかになっています。

Self-rated walking pace and all-cause, cardiovascular disease and cancer mortality: individual participant pooled analysis of 50 225 walkers from 11 population British cohorts

週に150分以上歩く人

また2018年の論文『Walking in Relation to Mortality in a Large Prospective Cohort of Older U.S. Adults』によると、6万2178人の男性と、7万7077人の女性を対象にした研究があります。

Walking in Relation to Mortality in a Large Prospective Cohort of Older U.S. Adults

高齢者を対象としており、13年間の研究期間、週に150分以上歩く人は、そうではない人より死亡する可能性が約20%低かったというデータがあります。

また、週150分以下しか歩く習慣のない人は教育を受けておらず、肥満である可能性が高く、喫煙経験もしくは喫煙者であり、糖尿病を患っており、赤肉または加工肉を消費する傾向が高く、果物や野菜を消費する可能性が低かったというデータも関連データとして上がっています。

メンタルヘルス

ハーバード大学やその他の機関の研究では、運動の種類に関係なく、週に3時間の運動はうつ病のリスクを低下させる可能性を指摘しており、30分運動時間を追加するごとにうつ病のリスクは最大17%低下するとも言われています。

Physical activity offsets genetic risk for incident depression assessed via electronic health records in a biobank cohort study

もちろん大自然の中を散歩するとさらにメンタルヘルスに大きなポジティブ効果が現れるのは明らかになっています。

創造性の壁にぶち当たった時、30分の散歩で思考のプラークを落としてみませんか?