巳の日とは

日本の暦には、日にちに十二支をあてはめる習わしがあります。

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類が毎日順番に巡り、このなかで「巳」にあたる日が巳の日(みのひ)です。

12日に一度、年間ではおよそ30回訪れます。

巳とは蛇のこと。

古来、蛇は神聖な生きものとされ、とくに白蛇は七福神のひとりである弁財天の使い、あるいは化身と伝えられてきました。

蛇が脱皮をくり返して成長する姿は「再生」や「永遠」の象徴であり、このイメージが財運や生命力のエネルギーと結びついたと考えられています。

己巳の日とは

己巳の日(つちのとみのひ)は、十干と十二支の組み合わせで決まります。

十干とは甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類で、十二支と組み合わせると60通りの干支が生まれます。

この60通りは「還暦」の語源にもなった周期で、己巳の日はそのひとつとして60日に一度だけ訪れます。

己の「つちのと」は大地や土をあらわすとされ、巳の持つ金運の力と合わさることで、巳の日のなかでももっとも縁起が良い日とされてきました。

弁財天の縁日として、とくに財運や商売繁盛を願う参拝に適した日と伝えられます。

弁財天と金運の由来

巳の日が金運の吉日とされる背景には、弁財天(べんざいてん)の存在があります。

弁財天はもともとインドの水の女神サラスヴァティーが起源で、日本では七福神の一柱として広く信仰されてきました。

音楽や芸術、弁舌、学問の神様であると同時に、財運をつかさどる神様としても知られています。

その弁財天の使いとされるのが蛇、とくに白蛇です。

巳の日は弁財天の使いが天と地を行き来する日とされ、この日に金運に関する願いごとをしたり、お金にまつわる新しいことを始めたりすると、蛇が使いとなって弁財天に願いを届けてくれるという言い伝えが残っています。

また蛇の脱皮は、古いものを脱ぎ捨てて新しく生まれ変わることの象徴。

このイメージから、巳の日は財布を新調したり、お金の流れをあらためて整えたりするのに適した日と考えられてきました。

巳の日・己巳の日におすすめの過ごし方

巳の日や己巳の日には、次のようなことを意識してみるとよいでしょう。

財布の新調や使い始めは、もっとも代表的な過ごし方です。

新しい財布をこの日に下ろすことで、金運を呼び込むとされています。

すでに使っている財布のなかを整理し、レシートや使わないカードを取り除くだけでも、お金の流れを整えるきっかけになります。

弁財天をお祀りする神社への参拝もおすすめです。

江の島神社(神奈川県)や天河大辨財天社(奈良県)、寛永寺弁天堂(東京都)など、全国各地に弁財天を祀る社があります。

とくに己巳の日は弁財天の縁日とされ、この日にあわせて参拝行事を行う神社も少なくありません。

宝くじの購入や、新しい習いごとを始めるのもよいとされています。

芸術や学問の神様でもある弁財天にあやかり、美術館に足を運んだり、楽器に触れたりしてみるのもおすすめです。

なお、他の吉日と巳の日が重なると、さらに縁起が良いと考えられています。たとえば一粒万倍日天赦日と重なる巳の日は、とりわけ金運に恵まれた一日として知られています。また、寅の日と同様に、金運にまつわる吉日としておさえておくと日々の目安になるでしょう。

巳の日に避けたほうがよいこと

巳の日は金運上昇の吉日ですが、言い伝えのうえでは避けたほうがよいとされることもあります。

ひとつはお金の貸し借りです。

せっかくの金運を自ら手放すことになるとして、この日の借金や高額な支出は控えたほうがよいと伝えられます。

もうひとつは結婚や入籍です。

弁財天は美しい女神であり、やきもちを焼くために結婚に関することを巳の日に行うと運気を下げてしまうという言い伝えがあります。

もっともこれはあくまで一説であり、大安などの吉日と重なる場合にはそこまで気にしなくてよいという考え方もあります。

ふたりにとって大切な日であれば、柔軟に受けとめてみてください。

よくある質問

Q. 巳の日と己巳の日の違いは何ですか

A. 巳の日は十二支の「巳」にあたる日で12日ごとに巡ります。

己巳の日は十干の「己(つちのと)」と「巳」が重なる日で、60日に一度だけ訪れるより希少な吉日です。

己巳の日は巳の日のなかでも特に金運が高まるとされています。

Q. 巳の日にお財布を新しくしてはいけないという話もありますが本当ですか

A. それは誤解です。

巳の日はむしろ財布の新調や使い始めに適した吉日とされています。

蛇が弁財天の使いであることから、お金に関する新しいことを始めるのに縁起が良い日です。

心配であれば、己巳の日や大安と重なる日を選ぶとより良いでしょう。

Q. 次の己巳の日はいつですか

A. 己巳の日は60日周期で巡ります。直近の日程は年によって変わりますので、開運カレンダーでご確認いただけます。一粒万倍日や天赦日との重なりもあわせて表示されますので、より良い日取りを選ぶ目安になります。

巳の日や己巳の日は、暦のなかでもとりわけ暮らしに取り入れやすい吉日です。Curanz Sounds の開運カレンダーでは、巳の日をはじめ一粒万倍日や天赦日など、さまざまな吉日を重ねて確認することができます。命式や数秘、タロットの計算もすべて無料でお使いいただけますので、日々のちょっとした目安にしていただければと思います。