アーユルヴェーダのカパの体質とは
カパは水と地の性質を持つドーシャです。大地と水のように穏やかで、やさしく、長く続く力を持つ体質です。特徴と、食べ物と暮らしの整え方をまとめました。

あなたがカパかどうか、5分でわかります
カパの持ち味
- 穏やかで、そばにいる人を安心させる
- いったん覚えたことを忘れない
- 持久力があり、長く続けられる
- 人を思いやり、守る力
カパが強く出る体質です。穏やかさと続ける力が持ち味で、そばにいる人を安心させます。整えるときは「温める・軽くする・動かす」の3つを軸にします。
カパの体の特徴
がっしりとしてふっくらした体つきで、肌はしっとり、髪は太くつやがあるとされます。眠りは深く長く、体重は増えやすく落としにくい傾向があります。
カパの心の特徴
穏やかで辛抱強く、物ごとをじっくり進めます。安心を大切にする分、変化を前にすると動けなくなったり、手放せなくなったりしやすくなります。
カパの恋と人づきあい
少数の相手と、長く変わらずにつきあいます。尽くすことが自然にできる人です。自分の望みも言葉にすると、関係がもっと心地よくなります。
カパの仕事
人を支える仕事、育てる仕事、続けることで成果が出る仕事で持ち味が出ます。新しいことを始めるまでに時間がかかるので、小さく始める形が合います。
カパが乱れたときのサイン
- 朝がつらく、体が重たい
- やる気が出ず、だらだらする
- おなかがすいていないのに食べる
- むくみ、眠気が抜けない
いくつも当てはまる日が続くときは、カパが高まっているサインと読みます。季節では3月から6月に高まりやすいとされます。
カパを鎮める食べ物と食事
古典では、6つの味 (甘・酸・塩・辛・苦・渋) のうち、辛い味、苦い味、渋い味がカパを鎮めるとされます。日本の食卓で取り入れやすいものに置き換えると、次のとおりです。
- しょうが、胡椒、シナモンなどの温める香辛料
- 葉物、豆、そば、雑穀
- 温かい白湯を少しずつ
- 苦みのある野菜
控えめにしたいもの
- 甘いお菓子と、食後のデザート
- 冷たいものと、乳製品のとりすぎ
- おなかがすく前に食べること
カパの暮らしの整え方
- 6時前に起きる
- 朝のうちに体を動かす (早歩きなど)
- 昼寝を長くしない
- 週に1つ、新しいことをしてみる
香りはユーカリ、しょうが、レモンのような目の覚める香り。色は赤、橙、明るい黄色のような元気な色。音は速めのリズムと、太鼓のような弾む音が合うとされます。
カパの1日の時計
6時から10時と、18時から22時はカパの時間です。6時から10時と、18時から22時はカパの時間です。6時前に起きると体が軽く、10時を過ぎてから起きるとその日は重たくなりやすいとされます。夕食は軽く、早めにとると合います。
カパの星宿 (インド占星術)
インド占星術のナーディーでは、27の星宿のうち次の9つがカパの星とされます。生まれた日の月がこの星宿にある人は、体とは別に「カパの星」を持つと読みます。
クリッティカー、ローヒニー、アーシュレーシャー、マガー、スヴァーティ、ヴィシャーカー、ウッタラ・アーシャーダー、シュラヴァナ、レーヴァティー
カパとほかのドーシャの組み合わせ
ピッタとカパが並ぶ体質です。情熱と持久力を両方持ち、長く力を出し続けられます。熱と重さの両方がたまりやすいので、辛いものと甘いもののとりすぎを控え、朝に体を動かす形が合います。
ヴァータとカパが並ぶ体質です。軽やかさとやさしさを持ち、人に好かれます。どちらも冷える性質なので、温かい食事と、体を温める習慣がいちばんの支えになります。
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ほかのドーシャ
- ヴァータの体質 風のように軽く、よく動き、ひらめきに満ちた体質です。
- ピッタの体質 火のように温かく、鋭く、目標に向かってまっすぐ進む体質です。
- アーユルヴェーダ体質診断
この診断はアーユルヴェーダの古典の考え方にもとづく体質の傾向で、医療の診断ではありません。体の不調が続くときは、医師に相談してください。 出典: チャラカ・サンヒター 総論 (ドーシャの性質と6つの味)、ナーディーの星宿の割り当て、V. Lad「Ayurveda: The Science of Self-Healing」。2026年9月27日 更新。