アーユルヴェーダのピッタの体質とは
ピッタは火と水の性質を持つドーシャです。火のように温かく、鋭く、目標に向かってまっすぐ進む体質です。特徴と、食べ物・運動・暮らしの整え方をまとめました。

あなたがピッタかどうか、5分でわかります
ピッタの持ち味
- 要点をすぐにつかむ理解力
- 決めたことをやり遂げる力
- 人を引っぱる情熱
- 筋の通った話し方
ピッタが強く出る体質です。鋭さと情熱が持ち味で、決めたことをやり遂げる力があります。整えるときは「冷ます・ゆるめる・競わない」の3つを軸にします。
ピッタの体の特徴
中くらいの体つきで、筋肉がつきやすいとされます。体が温かく、汗をかきやすく、暑さが苦手です。食欲が強く、おなかがすくと機嫌に出やすい傾向があります。
ピッタの心の特徴
理解が速く、白黒をはっきりさせたい人です。情熱が大きい分、うまくいかないと自分にも人にも厳しくなりやすくなります。
ピッタの恋愛の傾向
選んだ相手と濃く深くつきあいます。愛情表現がまっすぐな分、ぶつかると言葉が強くなりやすいので、先にひと呼吸おく約束を持つと関係が長く続きます。
恋が動く時間 ・ 10時から14時。いちばん輝いて見える時間なので、ランチの約束がおすすめです
おすすめのデート ・ 水辺の散歩、夜のテラス、涼しい場所。熱くなりすぎず、本音で話せます
惹かれ合う相手 ・ 惹かれ合いやすいのはカパの人。あなたの情熱を、やさしく冷ましてくれます
ピッタの仕事
まとめ役、判断が要る仕事、専門を極める仕事で持ち味が出ます。勝ち負けの続く場所では熱がこもるので、休む日を先に決めておくことが合います。
ピッタが金運を高めるためにやること
稼ぐ力が強く、目標に向かってお金を増やせる体質です。勝負に熱くなると、大きく使いやすくなります。
- お金の目標の数字を、紙に書いて見える所に貼る
- 熱くなった勝負ごとと大きな買い物は、ひと晩おく
- 得意なことを人に教えて、お金の流れをつくる
金運のラッキーフード
ラッキーカラーは 水色、ラッキーアイテムは銀のアクセサリーです。
ピッタが乱れたときのサイン
- いらいら、人や自分に厳しくなる
- 顔のほてり、暑さがつらい
- おなかがすくと急に機嫌が悪くなる
- 休むことに罪悪感がある
いくつも当てはまる日が続くときは、ピッタが高まっているサインと読みます。季節では7月から10月に高まりやすいとされます。
ピッタを鎮める食べ物と食事
古典では、6つの味 (甘・酸・塩・辛・苦・渋) のうち、甘い味、苦い味、渋い味がピッタを鎮めるとされます。日本の食卓で取り入れやすいものに置き換えると、次のとおりです。
- きゅうり、冬瓜、葉物などのみずみずしい野菜
- 梨、ぶどう、すいかなどの甘い果物
- ごはん、牛乳、ココナッツ
- ミントやコリアンダーなど涼しい香りの葉
控えめにしたいもの
- 唐辛子など辛いもの
- 揚げ物とお酒の重なり
- おなかがすくのをがまんすること
ピッタに合う運動
- 水泳、夜の散歩、涼しい場所での運動
- 勝ち負けのない、楽しむための運動
- 真昼の炎天下での運動は避ける
ピッタの呼吸と瞑想
舌を筒のように丸めて口から息を吸い、鼻から吐く冷却の呼吸 (シータリー) を数回。熱くなった頭と心を冷ますとされます。
ピッタの肌と髪のお手入れ
- 肌は冷やし、刺激の強い洗顔料を避ける
- 日差しの強い日は帽子と日傘で熱をためない
- ローズウォーターやアロエで、ほてりを鎮める
ピッタの眠り
日付が変わる前に眠ることが大切とされます。22時を過ぎたら仕事の連絡を見ない。寝室は少し涼しめに。
ピッタの季節ごとの過ごし方
7月から10月 (ピッタの季節)
いちばん熱がたまる季節です。辛いものとお酒を控え、みずみずしい野菜と果物を。
11月から2月
熱が落ち着く季節です。温かい食事でかまいませんが、辛さは控えめに。
3月から6月
体が動き出す季節です。張り切りすぎず、休む日を先に決めます。
ピッタの暮らしの整え方
- 夜更かしをせず、日付が変わる前に眠る
- 真昼の強い日差しを避ける
- 勝ち負けのない運動や、水の中で体を動かす
- 月を眺める時間を持つ
香りはミント、ラベンダー、白檀のような涼しい香り。色は青、緑、白のような涼しい色。音は水の音と、やわらかな弦の響きが合うとされます。
ピッタの1日の時計
10時から14時と、22時から2時はピッタの時間です。10時から14時と、22時から2時はピッタの時間です。昼食をいちばんしっかり食べ、22時を過ぎたら頭を使う作業を切り上げると、熱がこもりにくくなります。
ピッタの星宿 (インド占星術)
インド占星術のナーディーでは、27の星宿のうち次の9つがピッタの星とされます。生まれた日の月がこの星宿にある人は、体とは別に「ピッタの星」を持つと読みます。
バラニー、ムリガシラー、プシュヤ、プールヴァ・パールグニー、チトラー、アヌラーダー、プールヴァ・アーシャーダー、ダニシュター、ウッタラ・バードラパダー
ピッタとほかのドーシャの組み合わせ
ヴァータ・ピッタ ・ ヴァータとピッタが並ぶ体質です。ひらめきの速さと、やり遂げる力を両方持っています。風が火をあおるように、忙しさが続くと急に消耗しやすいので、冷えにも熱にも寄せすぎない、規則正しい暮らしが合います。
ピッタ・カパ ・ ピッタとカパが並ぶ体質です。情熱と持久力を両方持ち、長く力を出し続けられます。熱と重さの両方がたまりやすいので、辛いものと甘いもののとりすぎを控え、朝に体を動かす形が合います。
生まれた日と質問だけ ・ 登録なしで結果まで
7つの体質
この診断はアーユルヴェーダの古典の考え方にもとづく体質の傾向で、医療の診断ではありません。体の不調が続くときは、医師に相談してください。 出典: チャラカ・サンヒター 総論 (ドーシャの性質と6つの味)、ナーディーの星宿の割り当て、V. Lad「Ayurveda: The Science of Self-Healing」。2026年9月28日 更新。